RPG


r-1 ビューティフルプレイシース r-2 ハチミツ r-3 FAN r-4 KK r-5 ジンガー r-6 哲夫



ビューティフルプレイシース

後藤○○




(2人向かい合っている)



勇者:ゼエ、ゼエ、ゼエ、ゼエ、ゼエ、

魔王:ハア、ハア、ハア、ハア、ハア、

勇者:お、お前...いつ死ぬんだよ...

魔王:まだまだ、これからよ...

勇者:これから...?嘘だよ。嘘だって言ってくれよ。ハア、ハア、ハア、
......俺2000回攻撃してんだぞ!!!

魔王:...

勇者:いつ死ぬの!?どんだけ体力あんの!?何回攻撃すりゃいいの!?俺レベル99だぞ!!!

魔王:...

勇者:レベル99ってこの世界で1番強いんだぞ!それがなんでこんな時間掛かるんだよ!いい加減死ねよ!くらえ!勇者の剣!

魔王:グアアアアア!!!

勇者: ..ホントにそんな効いてる!?それ攻撃される度にやってるけどそんな効いてたら今生きてねぇだろ!!

魔王:お、おぼえていろ...

勇者: ...そのセリフ言ったからには死ねよ!!それ死ぬか逃げるかの前しか言っちゃいけないやつ!!言った後普通に立ってんじゃねぇ!!
お前さ!正直体力どんくらい減ってんだよ!

魔王:2割!

勇者:2割!!?

魔王:2割弱!

勇者:弱!?強過ぎるよ!

魔王:だって魔王だもん!

勇者:魔王過ぎるよ!!使いながら意味はよく分かんないけどお前魔王過ぎるよ!

魔王: ..ありがとう。

勇者:褒めてはいない!ああもういい!お前さ!さっさと俺のこと殺してくんない!

魔王:はあ?

勇者:俺ら勇者ってなんでか知んないけど死ぬと教会に戻って生き返るんだよ!俺は疲れたから教会に帰りたい!!

魔王: ...お前勇者がしてほしいこと魔王がすると思うなよ!

勇者: ...勇者殺すのが魔王の仕事だろうがよ!!!仕事まっとうしろ!!

魔王:そういう仕事まっとうとかが出来ないから魔王になったんだよ!

勇者:なに魔王って落ちこぼれなの!?社会不適合者で魔王になったの!?

魔王:そうだよ俺だって本当は普通のサラリーマンになりたかったよ!

勇者:サラリーマンになれずに魔王になったの!?どんなサクセスストーリーだよ!

魔王:ありがとう。

勇者:褒めてねぇんだよ!魔王がありがとうなんてキレイな言葉多用すんじゃねぇよ!
とにかくさ!俺のこと殺してくれよ!お前なんでずっと攻撃して来ねぇんだよ!

魔王: ...お前がレベル99になんかなるからだろ!!

勇者:...はあ?

魔王:俺が強いの体力だけなんだよ!攻撃力そうでもねぇんだよ!最初お前に攻撃したら全然効かねぇんだもん!
魔王の肩書き持って攻撃が全然効かない時の屈辱分かるか!!!

勇者: ...返す言葉が無い!!考えたら恐ろしい!!

魔王:俺辛かったよ!

勇者:ゴメン!

魔王:俺が全力で攻撃したらお前『あれ?ここ蚊居る?』って言ったんだぞ!

勇者:ゴメン!!ただあれは嫌味とかじゃなくて本気で言った!!

魔王: 大体さ!そんなにもう戦うのが嫌だったらお前がにげればいいじゃねぇかよ!

勇者: ...にげようとしたらオメェがまわり込んで来たんだろうがよ!!

魔王:しょうがないだろ勇者がにげたらまわり込むのが魔王のクセなんだよ!

勇者:どんなクセだよ!

魔王:お前もまわり込まれたからって諦めずに横すり抜けたらいいじゃねぇかよ!

勇者:まわり込まれたら止まって戦うのが勇者のクセなんだよ!!

魔王:じゃあどうすんだよ!お互いにお互いを殺せない!にげられない!どうしようもないよ!俺らいつまでここで向かい合ってればいいんだよ!

勇者: ...お前さ、ザキ使えないの?

魔王:ザキ?

勇者:あの、くらったら1発で死んじゃう魔法!あれ使えないの!

魔王:あっ使えるかも。

勇者:マジで!?

魔王:昨日おぼえた。

勇者:昨日!?なに魔王が昨日成長してんだよ!

魔王:ドラクエやってておぼえた。

勇者:なにドラクエからヒント得てんだよ!ていうかなに魔王がドラクエやってんだよ!現実がドラクエじゃねぇか!
とにかくザキ俺にかけろ!かけてくれ!ていうかかけてください魔王様!!!

魔王:いくよ?ザキ!

勇者:ミス!ヘタクソ!!なにやってんだクソ魔王が!!

魔王:クソ魔王とか言うなよ!

勇者:ゲームオタククソ魔王が!!

魔王:ひどい言われようだな!

勇者:オラちゃんとやれ!ちゃんと勇者を殺せ!!

魔王:ザキ!

勇者:ミス!ヘタクソ!!ただ諦めるな!お前なら出来る!!

魔王:ザキ!

勇者:グッ!ありがとう!!!(バタッ!)

魔王: ...ありがとうって、言われてみると嬉しいな...よしこれからは人のために生きよう!!



 
 

マグネッツ
5点

なかなか興味を惹かれる設定でした。
が、その設定の処理の仕方があんまり、という印象でした。
2割弱がピークだったので後半にもっと面白いやりとりか意外な展開が欲しかったところです。

魔王が戦意を無くしてるのかどうかわかりにくいのもマイナスかなと。
魔王は別に戦意をなくしてないんでしょうけど、その割にはやりとりがソフトすぎるかなぁ、と。
オチとかセリフ運び自体は割と好きです。

ジェネラル
ボケの面白さ:8
ツッコミの的確さ:7
構成力:8
独創性:7

総合:8

ところどころに入ってくる魔王のしょうもなさが最高です。
強いんだか弱いんだか分からないし
愚痴っぽいところも好き。
RPGあるあるで思わずニヤリ。

藍殿TT
設定の面白さを存分に活かしていて面白かったです。
心地よいインフレ具合で、勢いのある掛け合いは読み応えがありました。
面白いけど、少し意外性に欠けていたように思うので ここがもっと長く自由な行数で出せる場だったら王道を行く強みがもっと出せたのかなぁと。(8点)

 


ハチミツ

HONEY×TRASH  メンセツ モンスター  就活ブラック VS 脳内ホワイト




G=五味渕(受験生:バッチなし)  み=三井(面接官:バッチ2つ)  蜂=蜂須賀(メッセージ:そくど ふつう)




G=…。緊張してきた…。
  ここの会社、一次面接で結構、落とされるって言うからなぁ…。
  でも、大丈夫、おちついてやれば大丈夫…。
  おちついて… あ、はい。五味渕です。 はい、分かりました。 よろしくお願いいたします。
  よしっ…。 自分の思っていることをしっかり伝えるんだ…
  

(トン、トン)

み=は〜い、どうぞ〜
G=失礼いたします。
  受験者ID 250K9 五味渕 渚です。 本日はよろしくお願いいたします。
み=どうぞ、お掛けになってください。
  本日、面接を担当させていただきます、総務部の三井です。よろしくお願いいたします。

 蜂=[ めんせつかん が しょうぶを しかけてきた! ]

み=では、まずは、五味渕さんが、当社を志望した理由をお願いできますでしょうか。

 蜂=[ めんせつかん は しぼうどうきを くりだした!(タイプ:いわ)]

G=はい。 やはり、一番の理由は、御社の事業内容の公共性、社会貢献度の高さに魅力を感じたことです。

 蜂=[ ゆけっ! しゃかいこうけん!(タイプ:ひこう)]

G=また、グローバルに事業を展開されていることから、世界で活躍できると考え、御社を志望いたしました。

 蜂=[ しゃかいこうけん の そらをとぶ こうげき! ]

み=当社の事業内容に魅力を感じたということですね。はい。

 蜂=[ こうかはいまひとつのようだ ]

み=では、五味渕さんは、具体的には当社でどういったことを実現していきたいとお考えですか?

 蜂=[ しぼうどうき の あなをほる こうげき! ]

G=はい、やはり、世界で活躍したいという思いがあり、中でも特に途上国のインフラ整備に関わる業務に携わりたいと考えています。

 蜂=[ しゃかいこうけん には こうかが ない みたいだ…… ]

み=なるほど、分かりました。 では、五味渕さん、何か趣味や特技はありますか?

 蜂=[ めんせつかん は しぼうどうき を ひっこめた。 ]
   [ めんせつかん は しゅみとくぎ をくりだした!(タイプ:ノーマル)]

G=はい。大学の専攻が情報系ということもあり、一般的なパソコンスキルやプログラミング技術には自信があります。

 蜂=[ ゆけっ! ITスキル!(タイプ:でんき) ]

G=Microsoft Office の資格も多数有しており、文書作成や情報処理を効率よく実施していくことが出来ると考えています。

 蜂=[ ITスキル の おどろかす こうげき!]

み=なるほど、まぁ、一般的な情報処理技術をお持ちということですね。 はい。

 蜂=[ しゅみとくぎ には こうかが ない みたいだ…… ]

G=(んんっ!? ウケがイマイチだ…、他のネタを出した方がよさそうだな…)
  それから、他の特技としましては、学生時代から空手をやっています。

 蜂=[ ゆけっ! たいいくかいけい!(タイプ:かくとう)]
   [ たいいくかいけい の からてチョップ! ]

み=なるほど、空手ですか。どのぐらい続けているんですか?
G=小学生のときからなので、10年以上です。二段をもっています。

 蜂=[ たいいくかいけい の にどげり!]

み=二段! 段位をお持ちなんですか。それはすごいですねぇ!

 蜂=[ こうかは ばつぐんだ! ]
   [ てきの しゅみとくぎ は たおれた! ]

み=その他には、何か趣味や特技はありますか?

 蜂=[ めんせつかん は しゅみとくぎ をくりだした!(タイプ:ノーマル) ]

G=え…、あ…(えぇ、まだ聞くのかよ!? いつもは、空手の話でだいたい乗り切れるのに…!!)

 蜂=[ PP が たりない! ]

み=何か、当社業務で活かせそうなものなどあれば。

 蜂=[ しゅみとくぎ の いやなおと! ]

G=他に… ですか… え〜と…

 蜂=[ たいいくかいけい の ぼうぎょりょくが ぐーーーんと さがった! ]

み=では、聞き方を変えましょうか。
  五味渕さんが、当社にお越しになった場合、どのように当社に貢献できるとお考えですか?

 蜂=[ めんせつかん は しゅみとくぎ を ひっこめた。 ]
   [ めんせつかん は ビジョン を くりだした!(タイプ:ひこう)]

G=えぇ〜と、はい。 あのぉ… そうですね、先ほども特技としてお伝えしましたが、
  コンピュータに関する知識、スキルは人並み以上にあると思っておりますので、
  そのぉ〜、そういったスキルを活かして、御社の業務を効率化していくことが、あのぉ、出来ると思います。

 蜂=[ たいいくかいけい の かみなりパンチ! ]

み=なるほど、やはり、専門の情報関連の知識・スキルを活かすことで、当社に貢献できると。
G=そ、そうですねっ。 やはり、そこらへんが自分の強みだと思っておりますっ。

 蜂=[こうかは ばつぐんだ!]

み=では、先ほど「途上国のインフラ整備に関わる仕事をしたい」というお話をされていましたけれども、
  ITスキルをどのように活かしていくことで、インフラ整備に貢献していきたいとお考えですか?

 蜂=[ ビジョン の つばめがえし!]

G=えぇ〜とですね…。 そのぉ〜…

 蜂=[ こうかは ばつぐんだ! ]

み=どうですか? 五味渕さん?

 蜂=[ ビジョン の にらみつける こうげき!]
   [ たいいくかいけい の ぼうぎょりょくが さがった!]

G=ぁ、あの… ……。

 蜂=[ たいいくかいけい の かたくなる!]
   [ しかし、こうかがなかった!]

み=海外で事業を展開する部門としては、営業管轄の海外事業部門があります。
  一方で、五味渕さんのおっしゃるような、IT技術に関わるのは、販管部門の技術部があり、体制上、別の組織になるんですが、
  五味渕さんは、弊社の組織体系や、業務体系について、しっかり把握された上で、御社を希望されているんですかね?

 蜂=[ ビジョン の つつく こうげき!]
   [ こうかは ばつぐんだ! ]

G=(あぁぁ…、イヤだ…、もう帰りたい…)

 蜂=[ > にげる ]
   [ ダメだ! しょうぶの さいちゅうに あいてに せなかは みせられない! ]

み=はっきり言って、五味渕さんは、当社で具体的にどのようなことがしたいのか、どのようなことが出来るのか
  イメージ出来ていないのでは、と思わざるを得ないですね。

 蜂=[ ビジョン の ドリルくちばし!]

G=… はい、すみません…。

 蜂=[ こうかは ばつぐんだ! ]
   [ たいいくかいけい は たおれた! ]

み=え〜、とりあえず、面接は以上になります。
  結果は後日、電話またはメールにてご連絡さしあげます。
  それでは、本日はありがとうございました。お気をつけてお帰りください。

G=…。 ありがとうございました…。 失礼いたします…。


(バタンッ)


み=ん〜、微妙なところだなぁ…
  ま、筆記試験の成績が基準に達してなかったから、そもそも判定対象外だがな。

 蜂=[ めんせつかんの ハサミギロチン! ]
   [ いちげきひっさつ! ]

み=ということで、不合格!
  次っ!


 蜂=[ ごみふち は しょうらいが まっくらに なった! ]





 


マグネッツ
8点

ハニトラさんのネタを審査できる日が来るとは感無量です。

巧いうえにしっかり笑えてすごいネタでした。面白かったです。
蜂須賀さんのメッセージの巧さもさることながら面接のやり取りや心理描写にも、
そこそこの面白さが感じられたのがすごいなぁ、と思います。

まあどうしても笑いを競う企画なので、爆笑したネタとの差異をつけるためにこの点数ですが、
今回の6ネタの中では「好き」なネタをあげろと言われたら完全にこれですね。

ジェネラル
ボケの面白さ:?
ツッコミの的確さ:?
構成力:6
独創性:9

総合:5

メッセージの存在が斬新でしたが
ボケてもないしツッコンでもないし
上手く生かせてないように感じました。
点数を?としましたが
面白さ的に評価低めです。

藍殿TT
なかなか上手いこと作られているなと思いました。特にビジョンとか。
展開だとかも自然な流れでバトルと組み合わせられていて(若干、無理やり感のするところもありましたが)引き込まれました。
すごい好きなタイプのネタなんですけど、完全に笑い所が元ネタありきな分 少々インパクト不足はあったかと。
個人的には「そくど ふつう」が1番気に入ったフレーズだったりします。そこのオプションをイジってる人ぜんぜん見たことないので。(7点)

 


FAN

灯風  ヒステリックファンタジー



(チュンチュン…)

七島:…ふわぁ〜、よく寝た!とりあえず顔を洗

??:やぁ!目が覚めたようだね!!

七島:…………ん?え?

ぴこ:やぁ!目が覚めたようだね!!

七島:…………………………ええ!?ええええええええ!?あああああああああああああああ!!
   ああああああああああああああ!?ああ!?ああああああああああああああああああああああああああああああ!?
   …え!?あぁ!?…夢じゃねえのかよおおおおおおおおおおおおおおお!夢じゃ!!ねえのかよおおおおおおおおおおおおおお!!

ぴこ:ボクの名前はぴこリン、妖精なんだ!

七島:無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理!!妖精とか無理無理無理無理!!

ぴこ:実はボクが生きているワールドで争いが起きてしまったんだ…

七島:異なる世界を出してくるなよおおおおおおおお!!世界は一つだろ!!イッツアスモールワールドォ!!

ぴこ:そこで、その争いを止められる人物を求めて、このワールドにやってきたんだ。

七島:地産地消しろよおおおおおおおお!!外部に求めるな!!

ぴこ:そうしたら、光が見えた。その元にはそう、キミがいたんだよ。キミが、只者とは思えない光を放っていたんだ!

七島:なわけねえだろおおおおお!!虫が寄ってきてしゃあないわああああ!!

ぴこ:お願い!ボクの世界を救って!キミしかいないんだ!!

七島:いやさっきから人の話聞けよおおおおおおおおお!!

ぴこ:ありがとう!!きっと、国王も喜んでくれるはずだよ!!

七島:だから人の話聞けよおおおおおおおおおおお!!
   僕は!!全てを!!受け入れられてない!!

ぴこ:そういえば、キミの名前を聞いていなかったね!!キミの名前は?
   ……なるほど、ああああって言うんだね!!

七島:…………なんで俺の名前知ってるんだよおおおおおおおおお!!

ぴこ:それじゃあ、ボクらのワールドに行こうか!!国王のところへ連れて行くよ!!

七島:怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!拉致に敏感な国民だからああああああああああ!!

ぴこ:ボクのワールドまではワープですぐだから大丈夫だよ。

七島:そもそも何で世界のことをワールドって言うんだよおおおおおおおお!?ぞわっとするからヤメろよおおおおおおおお!!

ぴこ:ボクに掴まって。じゃあ、いくよ!!

七島:あああああああああああああああ!?

(ぴゅうううううううううん)







ぴこ:さあ、着いたよ!!

七島:おえええええええええ!!ワープ酔うううううううううううう!!

ぴこ:ほら、ここが国王の住んでいるお城さ!!

七島:あああああああああああ無理無理無理無理無理無理!!全身が拒絶してる!!
   もおおおおおおおおおお!!府中に返せよおおおおおおおお!!

国王:よく来てくれた、勇者ああああ殿!!

七島:勇者じゃねえし!!ふざけんなバーカ!!

国王:ぴこリンから話は聞いていると思うが、このワールドで争いが起こって存亡の危機なんじゃ。
   そこでお主にはこの争いを鎮めて欲しい!!このワールドは、お主にかかっておる!!

七島:かけるなよおおおおおおおお!!初対面にする話じゃないだろ!!あと初対面にはお茶を出せ!!

国王:しかし、本当にお主がワールドを救う勇者にふさわしいか、試したいと思う。

七島:勝手に連れて来といていよいよ失礼かよ!!ふざけんなあああああああああ!!

国王:ここに勇者にしか抜けないと言われている伝説の剣が埋まっておる。さあ、ああああよ、抜いてみるのだ。

七島:ああああああああああ伝説の剣とか無理無理無理無理無理無理いいいいいい!!伝説が存在するなよー!!
   そもそも何で室内に埋まってるんだよ!!ああああああああ!!

(スポッ)

七島:何もしてないのに抜けたじゃねえかあああああああああ!!

国王:…お見事!!やはりお主はワールドを救う勇者にふさわしいようじゃ!!
   では、この伝説の剣を授けよう。さあ、装備するのじゃ!!

七島:(シャキーン)嫌ああああああああああああ!!重いしかさばるうううううう!!

ぴこ:それからボクからは、回復ドリンクをあげるね!!

七島:回復とか嫌嫌嫌嫌無理無理無理無理無理無理!!液体は重いからああああああ!!

ぴこ:これは普通に買うと500コポはする良いモノだよ!!

七島:知らない単位でお金を語るなあああああああ!!

国王:さあ勇者ああああよ!!ワールドを救う旅に出るのじゃ!!

七島:嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌ああああああああ!!それより公務員試験のための塾行かなきゃなのおおおおおおおお!!

(ピュンッ)

国王:(グサッ)うっ!?

ぴこ:国王!?…どこから矢が放たれたんだ!?

七島:…無理無理無理無理無理無理!!急展開とか無理!!そもそもの状況を受け入れてないからあああああああ!!

国王:うぐッ……フォースダークネス団の仕業だな……!!

七島:知らない団体を出さないでえええええええ!!

ぴこ:フッフッフッ……国王さんよ、まだ気付いてないようだねえ………
   この矢を放ったのは私!!フォースダークネス団の黒幕・レスタとはぴこリンのことさッ!!

国王:何ィッ!?ぴこリン貴様!?

七島:やめてええええええええええええ!!受け入れてきれてないモノをひっくり返さないでえええええええええええ!!

国王:何故ッ…………何故裏切ったぴこリンッ…………!!

ぴこ:フッフッフッ…………ああああ!!ここで貴様を倒す!!そして、このワールドを手に入れる!!

七島:矛先を向けないでええええええもおおおおおおおおおお!!やだあああああああああ生き死にに関わるのやだあああああああ!!

??:(ああああ…………ああああよ…………聞こえるかああああ…………ワシじゃ、国王じゃ)

七島:……ああああああああああああああああ!?何これ頭に声が響くキモいキモいキモいキモい!!

国王:(よく聴くんだ、ああああ…………ぴこリンの弱点は、喉元じゃ。喉元を狙って、伝説の剣を振りかざすのじゃ!!)

七島:それよりキモいキモいキモいキモいキモい!!感触が気色悪いからああああああああああああ!!

ぴこ:何をしているああああ!!覚悟ッ!!

七島:あああああああああああ!?(ブンッ)

ぴこ:(喉元グサッ)…………うわあああああああああああああああ!!(バタッ)

七島:………………おぉ。

国王:…おお!!よくやっt

七島:(ブンッ)

国王:(喉元グサッ)うぎゃああああああああああああああああああ!!……ああああ、何故ッ!?

七島:…………人を殺すの、楽しいいいいいいいいいいいい!!ひゃっほおおおおおおおおおお!!
   …俺、このワールドで生きる!!人をいっぱい殺して生きていくぞおおおおおおおおおおおおおお!!

国王:…………………無理無理無理無理無理無理いいいいいいいいいいいいい……!!





 


マグネッツ
10
勢いだけに見せかけてイッツアスモールワールドとか虫が寄ってくるとか面白ワードをねじ込んでくるのがすごいです。
言うことないです。大爆笑しました。

ジェネラル
ボケの面白さ:6
ツッコミの的確さ:6
構成力:7
独創性:6

総合:6

500コポちょっと面白かったw
全体的にやかましい印象ですが
後半の裏切りとか良かったです。

藍殿TT
ああああ殿のヒステリックなセリフの中でキラリと光る鋭くユーモアのあるフレーズがとても面白かったです。
同じ文字や単語の羅列が続くと部分的に流し読みしがちなんですが、そこに良いフレーズ持ってこられるとたまりませんね。効果的な見せ方だと思います。
そういった点が終盤では弱かったのが少々残念なところでしょうかね。(8点)
 


KK

みやこ  コント/RPGWorld



(ビルの屋上)


宮尾:…やっと追い詰めたぞ。

野崎:…おやおや、しつこい刑事さんだ。そんなに僕の野望を止めたいんですか?

宮尾:当然だろう。お前が不可解なデータを組み上げておかしなソフトを作成してるのは調べ上げてるんだよ。
   しかも相当危険なものだろう。この街中に、いや、日本中にテロを起こせるほどのものをお前は作った。そうだろう。
   このビルは完全に包囲されている。おとなしくお縄について真実を話すんだな。

野崎:…ソフトって、これのことですかね?(スッ)……「RPGWorld」。

宮尾:…それだ。その、奇妙で奇怪な謎のソフトだ。

野崎:これはソフトなんかじゃありませんよ。僕がシステム構築によって生み出した新世界そのものだ。
   「RPGWorld」にとってのハードはこの世界そのもの。つまり、これを目覚めさせれば、世界中のシステムが「RPGWorld」のシステムそのものになる。
   そうなると、どうなるか…分かりますか?

宮尾:…どう、なるんだよ。

野崎:世界中の人のほとんどの名前が「*」になります。










宮尾:一瞬で無駄な捜査になったよねこれ。

野崎:恐ろしいでしょう。愛情を持ってつけられた名前がほとんど「*」になってしまうんですよ…!スーファミ時代のロープレに出るモブキャラのようにね!
   アーハッハッハッハ!!理想郷だなぁ!!

宮尾:理想が低すぎて蹴飛ばせるからね。え、何?君そんなことするためにそんな並外れたシステムのソフトをプログラミングしたの?何のために?

野崎:この退屈なくだらない世の中に刺激を与える…ただそれだけです。

宮尾:刺激の与え方がアンダーグラウンド過ぎるんだよ。そういう風に刺激を与えたところでどうなるんだよ。

野崎:想像してみてくださいよ。ほとんどの人物が「*」なんです。

   *「あらー、奥さん!今日はいっぱい買い物をしてきましたのね!」
   *「そうなのよ!今ね、あそこのスーパーでセール中ですって!」
   *「たーいへん!あたしも行かなきゃ!」

   *「おい、*のヤツ人事異動らしいぞ。」
   *「マジで?ほんとに*人事部長は鬼だよなー。
   *「なー。いつも*さんの尻にしかれてるくせにな!!ハハハハハ!!」


   …血で染まった大地が広がるようだ。

宮尾:お前の脳みそがハナクソで染まってんだよ。

野崎:あ、もちろんオバマとかマドンナとかマルシアとか重要人物には名前が残りますよ?

宮尾:RPGの設定キャラにしてあげる的な気遣いいらねえよ。後暴言だけどマルシアそんな位置に立てなそうだよ。

野崎:手始めに、このサブデータで刑事さんに体験してもらいましょうかね?(ブーン…)それっ。

宮尾:なっ…(バシュウ)……。

野崎:…どうです?一足先に、新たな世界に足を踏み入れた気分は。

**:******、****、*******、***。

野崎:…データアンインストール。

**:*****(バシュウ)おいテメエ何した何した。

野崎:何言ってるか分かりませんでした。

宮尾:おう、俺も自分の身に何が起こったか分からんよ。分からんけどお前は殴る。関節を捻る。

野崎:このデータはバグがあったみたいですね。これはいけません。さすがにココまで並ぶとケツの穴感が凄い。

宮尾:よくも俺にケツの穴感を与えてくれたな。後で肛門のしわを全部削ぐからな。

野崎:刑事さんはまだ理解できていないようだ。これは有意義なんですよ?
   みんな「*」になることで村の名前を教えよう、勇者の情報を与えよう、今は城に通さないようにしよう。そういう意識が生まれるわけです。

宮尾:生まれたからってこの世界に何をもたらすんだよ。全部必要のない役割だよ。

野崎:それに、新たなる世界が生まれたら僕が作ったゆるキャラで新世界を活性化しよう。そういう考えもあるんですよ?

宮尾:もう市役所レベルの計画になってきたな。

野崎:紹介しましょう。新世界のゆるキャラ「*****」です。

*****:**っ*ー!!!

宮尾:俺帰ってビール飲みたいんだけど。

野崎:ゆるキャラはあえてケツの穴感をバランスよく出すことでゆるカワ感を際立たせました。

宮尾:まずどの要素が含まれてるのか教えろ。

野崎:ちなみに中身は僕の親友の「*」です。

宮尾:はいはいとしか言えないよ。

野崎:ちなみに名前が「*」になられた方の中から抽選で100名様に「イエスノー***」がプレゼントされますので是非ご応募ください。
   ヒントは「ま」。…もうひとつヒントあげちゃおうかな!2つ目の文字は「く」!!

宮尾:お前の新世界どんどんロートル化してるからね。

野崎:これでもまだ、「RPGWorld」が生み出す新世界を否定するおつもりですか?

宮尾:だから俺帰ってビール飲みたいんだって。今日たまたまグラス冷やしてるんだって。

*****:***!!***!!**っ*ー!!!

野崎:*****、消費税増税の話は今は置いておこう。

宮尾:社会を斬るんじゃねえよ*のくせに。

野崎:…ま、新世界を肌で感じるのは、これを完全発動させてからでも遅くはないですからね。…後悔、しないように。

宮尾:んー…みんな名前分かんなくなるとめんどくさそうだな。止めなくちゃな(カチャ)動くなよ。動くと撃つぞ。

野崎:ムダですよ(ブーン…)すでにシステムは起動しています。いつもの明日はありません。…アスタリスクだけに。

宮尾:あ、ムカついた。撃つ。(バキューンバキューン)

野崎:*バリア。(**ッ!!**ッ!!)

宮尾:なっ…銃弾が…*となって散った…。



   こんなセリフ言わすなボケ。

野崎:さあ、始まりますよ。新たなる新世界が…!!アーッハッハッハッハッハ!!





(♪デンデンデンデンデンデンデンデンデンデゲデン)おきのどくですがしんせかいはきえてしまいました。





野崎:……………あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?

宮尾:新世界が一瞬で崩れ去ったな。

野崎:うそー!?どこにぶつけてもバグらないように耐久テストもしたのに!!

宮尾:90年代の任天堂リスペクトしてるのお前?

野崎:……アーッハッハッハッハ!!しかし、保険はすでに用意済みさ!!
   (スッ)この「RPGWorld2」はなぁ、全国においてある胃腸薬を全部「どくけしそう」にしt





(♪デンデンデンデンデンデンデンデンデンデゲデン)おきのどくですがしんせかいはきえてしまいました。





宮尾:説明終わってないのに崩壊したぞ。

野崎:なんでだぁぁぁぁぁぁぁ!!!起動すらしてないのにぃぃぃぃぃぃぃ!!!
   ま、まだまだ保険はある!!こうなったらこのバッグの中の新世界を全部…!!!





(((((((♪デンデンデンデンデンデンデンデンデンデゲデン)))))))おきのどくですがしんせかいはきえてしまいました。×7





宮尾:情けない多重奏ありがとうございます。

野崎:触ってもいないのにぃぃぃぃぃぃ!!!!!
   く、くそ!!こうなったら…これだけは出したくなかったんだが…仕方ない。「RPGWorld〜FINAL〜」!!!
   アハハハハハ!!!これが出たらおしまいだよ!!なぜならば、RPG最大の悪のシンボル「魔王」をこの世に降臨させるんだからなぁ!!

宮尾:スケールの差にすら腹が立つ。

野崎:さあ、出でよ魔王!!(ブーン…)(ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ)


   ヒャハハハハハハ!!!!!宙を割られて魔王様がお顔をお出しになられたぞ!!不気味だろう!!恐ろしいだろう!!フィフィに似てるだろう!!!
   さあ、魔王よ現世を破壊し新世界を作り給えぇぇぇぇぇぇ!!!!!



   【………ワレハ…シンセカイヲスベル…コウテイナリ……セカイヲコワs(♪デンデンデンデンデンデンデンデンデンデゲデン)ガビーーーーーン!!!(ぼとっ)】





   おきのどくですがしんせかいはきえてしまいました。あとくびがもげました。






*「のざきは くさくないめしがくいたいと いっていたな。」

宮尾:極臭な。(ガチャリ)




 


マグネッツ
3点
一見いつものみやこなんですが、びっくりするほど面白くなかったです。
みやこの形式だけ借りて他の人が作ったかのような、そんなネタでした。

なんでかなー、と思って考えたんですが、まず設定がぼやーっとしすぎてる気がします。
たぶん書いてる本人でもいまいちよくわかってないんじゃないでしょうか。
(バシュウ)の擬音が何を表しているのかも、ゆるキャラの存在も、
何をしてるのか全く分からないわけじゃないんですが、いまいちはっきりと想像できなかったです。
名前が*になるって要素もそれを活かした面白いやりとりが一切なかったです。
取ってつけたようなゆるキャラの存在が設定を活かしきれなかったのを物語ってる気がします。

というか、世界中の人のほとんどの名前が「*」になるってのが「普通にこわっ」、と思ってしまったので
そこにかなり突き放すようなツッコミをしてたのですでに引き込まれなかった、という気がします。
名前がなくなるって普通に怖いと思うんですけどどうなんでしょう。

おきのどくですがしんせかいはきえてしまいました、も必殺ワードのつもりだったんだろう、というのは伝わってきたんですが、
余りに唐突かつご都合主義すぎて違和感の方が勝ってしまいました。もっとはっきりした設定の中で出てきたら笑ったと思います。

あとワードチョイスにもいつものキレがなかったです。
「脳みそがハナクソで染まってる」がその最たるものかと。
まだ序盤の設定の見えてこない段階でこんな安易なツッコミを出してくるのはちょっといただけなかったかなぁ、と。
「耐久テスト」「社会を斬るんじゃねえよ」「肛門のしわ全削ぎ」はよかったです。

ジェネラル
ボケの面白さ:4
ツッコミの的確さ:4
構成力:4
独創性:5

総合:4

途中から何の話してるかさっぱり分からなくなりました。

藍殿TT
中盤で「ケツの穴感」という言葉が出てきた時に初めて アスタリスクをア○スに見立てるバカバカしさに気づいたので、
もっと早く気づかせてくれれば始めの方をもっと楽しめたのかなといった感じです。
壮大なことのように語るキャラや世界観も良いですし、RPGの設定キャラとか 意識が生まれるとか RPG関連のボケは普通に面白かったので、
最初の誘導不足(*のくだらなさがちょっと伝わりにくかったこと)が惜しかったです。(5点)

 


ジンガー

ガンバラナイズ  コント/勇者到来



五竹:・・・あっ!ここがこうなってたせいだったのか!
   はぁ、これでやっと続きを

バンッ!!(勢いよく扉が開く)

小村:魔王!さあ、姫を返してもらうぞ!

五竹:え・・・!?・・・まじで・・・?・・・うわぁ、もう来ちゃったかぁ・・・

小村:何を言ってる!?さっさと勝負しろ!姫を返せ!

五竹:・・・一旦2章まで作っといて、そこで姫をさらって、勇者が2章までをクリアする間に残り8章を作る予定だったんだけど・・・
   ・・・もう2章クリアしちゃったかぁ・・・

小村:・・・?

五竹:ああ、えっとね・・・途中からずっと何にもない道が続いてたよね?

小村:・・・ああ、何にもなかったよ。何が起こるのかすっげえ不安でずっと歩いてたけど、魔物1匹出て来なかったよ。

五竹:伏線いっぱい張ってたんだけど、全然回収してないよね?伏線っぽいの、あったよね?

小村:伏線・・・?
   何か知らないおじさんが「どこかで必ず必要になるから持っていけ」って頭おかしいこと言いながら鍵渡してきたとかならあったけど・・・

五竹:そうそう、そういうやつ。
   ちなみにその鍵は、伝説の剣のある封印の洞窟の扉を開けるやつね。第8章ね。

小村:いや、あの・・・章っていうのは・・・?

五竹:え、RPGとかやったことない?・・・勇者に選ばれるぐらいの人間だとゲームとかやんない感じ・・・?

小村:いやあるけど!?だから何なの!?
   え、確かに姫さらわれて俺勇者に抜擢されて魔王倒しにきたこの感じRPGっぽいけど、だから何なの!?

五竹:・・・古いタイプの勇者かよ・・・うわ、説明めんどくせえ・・・

小村:古いタイプって何!?え、なんかすげえ傷つきそう!
   古いタイプが何かを説明されることによって、自分が古いタイプであることにすげえ傷つきそう!!

五竹:あのな、まず手始めに、これはゲームの世界な。俺もお前もゲームのキャラな訳よ。ただのプログラム。
   ・・・で、

小村:いや無い無い無い!!いきなりあなたはゲームのキャラですとか、無い!!
   俺普通に20年間生活してきたしRPGとかも遊んだりしてきたし、思い出で溢れかえってるよ!?
   ゲームの世界にそこまでの現実性無いって!1キャラにそこまでのバックグラウンド無いって!

五竹:そういう設定のキャラ。

小村:いや、何なの!?じゃあこの展開何なの!?俺がゲームのキャラだったらその時点でこんなカオスな展開にならねえよ!?
   この世界がゲームかゲームじゃないかの論争って、何!?

五竹:そういう、設定の、キャラ。

小村:だとしたらこのゲーム腐ってるわ!!ましてや内部から「腐ってる」とか言わせるこのゲーム、尚腐ってるわ!!

五竹:で、まあちょっと言ったけど、2章まで作った時点で姫をさらって、
   そこから勇者に追いつかれない様に残り8章を完成させる予定だったんだよ。

小村:いやごめん、全く分かんねえわ!え、プログラム完成する前からもうゲーム動いてんの!?
   ・・・いやごめん、全く分からねえわ!!

五竹:3章で原因不明のバグが出ちゃって、それを直してたらもう勇者が来ちゃったんだよ。

小村:え、お前もプログラムの一部であるはずだよね!?プログラム組んでるって何なの!?
   プログラムの一部であるお前がプログラム組んでるって、え、何その矛盾!?

五竹:そういう設定のキャラ。

小村:そう言ったら全部受け入れてもらえると思うなよ!!
   はぁ・・・つまり、このゲーム自体は完成してるんだけど、設定上では魔王が現在進行形で作ってる様に見せてる、みたいなことか・・・?
   いや、何か現実と虚空がいろいろと交差しすぎだろ!?

五竹:ちなみにさっき言った古いタイプの勇者ってのは、ゲームの世界を現実だと思い込んでる勇者のことな。
   ゲームだということを理解して、操作説明とかメタ発言バンバン出すのが現在のスタンダード勇者だから。

小村:敵発信ではあるけどガッチガチにメタな発言しちゃってるけどね!!?
   いや、マジでこのゲーム何なんだよ!?腐ってるわ!!何度でも言えるね!!このゲーム、腐ってるわ!!

五竹:ゲームのことは分かってくれたか・・・?

小村:いや、分かんねえし分かりたいとも思わないけどもう喉に詰まる覚悟で飲み込むわ・・・理解できる気がしないから・・・
   これはゲームの世界これはゲームの世界・・・
   ・・・じゃあもう魔王がゲームを作ってるという体で聞くけどさ・・・なぜ2章までしか完成してないの姫をさらったんだよ?

五竹:まあ、普通に考えたら間に合ってたはずなんだよ。
   あんなバグが出なけりゃ良い感じに勇者に追いつかれないように10章まで作れたんだけどなぁ。

小村:いや、10章まで作ってからさらえばいいんじゃねえの!?
   なんで2章までで姫をさらうような冒険に出たよ!?魔王が冒険に、出たんだよ!?

五竹:10章完成させてから姫さらったんじゃさ・・・勇者来るまですっげえ暇じゃん?

小村:いや、え、なんで!?え、目的何なの!?姫さらって勇者来る待ちってそれ、目的何なの!?
   こんなん言いたくないけど、姫と何かしたいとか・・・じゃねえの!?

五竹:俺ホモだし。

小村:わーお・・・いろんな意味で魔王だ・・・

五竹:人間とかさらさら興味ないし。

小村:・・・目的何なんだよ!?目的何なんだよ!?目的、何なんだよ!?

五竹:勇者を捻り潰したい。ただただ。

小村:いや怖え!勇者に何かでっかい私怨でもあんのか!?

五竹:まあとりあえずバグは見つかったから、最後に出た街に戻ってそこで待ってて。すぐ直すからさ。

小村:いや、ここまで来て何今更続きやらそうとしてんだ!?こっちからしたら時間短縮できただけなんだし!
   よし、姫を返せ!勝負だ勝負!

五竹:いや、あのさ・・・レベル差的に考えて絶対俺に勝てないよ・・・?

小村:え・・・

五竹:こっちとしてはエリアを進んでいくに連れて徐々に難易度上げていって、
   いい具合に勇者が鍛えられるのを想定して10章組み立ててる訳よ。
   それが第2章クリア段階の実力で来られても・・・

小村:いや、だって・・・

五竹:レベルは?

小村:8・・・

五竹:今使える一番強い魔法は?

小村:ほっこりファイアー・・・

五竹:現在の装備は?

小村:ニコちゃんソードにニコちゃんシールド・・・

五竹:ちなみにこっちで想定してた勇者のレベルは18万ね。

小村:いやRPGとして破格すぎるだろ!?というかレベルの伸び率のバランス悪すぎるだろ!?
   10分の2章終わって18万分の8レベルしか上がってないんだけど!?

五竹:主力魔法は「ゴキブリサンダー」に「ゲロスプラッシュ」に「排水溝のヌメリショック」等々。

小村:なんか全体的にドぎついわ!最後のは技名としてただただ酷い!

五竹:終盤の最強の装備はネコちゃんソードにネコちゃんシールド。

小村:いやニコちゃんがネコちゃんになっただけじゃねえか!?大して変わんなそうというより今よりも弱そうなんだけど!?
   え、というか封印の洞窟の伝説の剣何だったの!?伝説がネコちゃんに劣っちゃうの!?
   いやもう何なんだよこのゲーム!!魔王がゲーム作ってるとか異質な設定にするんなら、せめてそのゲーム内容は普通であれよ!!
   飲み込んだつもりだけど無理そうだわ!!吐き気がすごい!!

五竹:そういう訳だ。早く帰った帰った。はいこれタクシー代。

小村:ただただ勇者捻り潰したいんだったら絶好のチャンスだよ!?その優しさ何なの!?目的何なんだよマジで!

五竹:簡単に勝ったって面白くないからさ。いい勝負して、いい汗、かきたいじゃん?

小村:この魔王、アスリートだ!!じゃあ分かったよ帰るよ!

五竹:最後に出た街で待っててな。とりあえず3章完成したら言いに行くから。



−3日後、最後に出た街にて−



五竹:やあ。魔王だよ。

小村:あ、魔王!なんか数時間前から急に動けなくなっちゃったんだけど!?

五竹:ごめん、プログラムミスって勇者動かなくなっちゃった。

小村:・・・このゲーム腐ってるわ!!

(スタッフロールが流れ「クリアおめでとう」の文字)




 


マグネッツ

そういう設定のキャラで不条理を無理やり納得させるのはいいですね。
ただ不条理が解決してない状況でこのオチはちょっと微妙かもと思いました。

こちらも後藤○○さんと一緒で設定がかなり惹かれただけに、
その設定の説明に終始してしまったのがもったいないな、と思いました。
一応やり取りの中で面白い下りはあったのですが、まだ物足りなかったです。

魔法も剣も最終段階でも名前が微妙というボケはすごい好きです。

ジェネラル
ボケの面白さ:9
ツッコミの的確さ:8
構成力:9
独創性:8

総合:9

シナリオを作ってるのと同時進行で勇者が動いてるって言う着眼点に高得点をあげたい。
正統派な漫才って感じで落ち着いてる印象だが
ワードがいちいちバカバカしくて面白い。
ほっこりファイアーw
最後も良かった。クリアおめでとうw

藍殿TT
設定から非常に引き込まれました。魅力的!
そして、中身もしっかり面白かったです。特に装備とか伏線の件とか。
笑い所を作ってるとはいえ説明部分をもう少し簡略化できたら更に入りやすいかなぁと思いますけど、
それでも大いに笑わせていただきました。(9点)


哲夫

ようこそ哲夫ワールド  RPG



【ゆうしゃ は おんなもの の ぱんてぃ を てにいれた】



勇者:なんなんだろうねこれは。試されてるのかな?
   いったい誰に?魔王?王様?いやそれとも開発陣?
   アイテムの種類は・・・

<おんなもののぱんてぃ>
装備アイテム
攻撃力 +3
防御力 +2
美貌  +48
生理痛 −20

勇者:女に磨きがかかるんだね。生理痛のあのイライラも軽減されるみたい。
   画面の前のみんな!コンニチハ!勇者です!バッリバリの男です!イライラしないけどムラムラします!
   さてどうするかー!!

<おんなもののぱんてぃ>
※好きなところに装備できます

勇者:穿くだけじゃない!無限の可能性よ今ここに!
   頭からかぶるのオッケー?

<おんなもののぱんてぃ>
オッケー

勇者:腕に巻きつけるのもオッケー?

<おんなもののぱんてぃ>
オッケー。しかも止血効果あるよ。

勇者:ヒャッホオオオオオイ!腕に巻くとボーイスカウトみたいでかっこいいね!
   これで街中の変態ボーイをたくさん勧誘してやるゾ〜!

【ゆうしゃ は ぱんてぃ を あたま に そうびした】

勇者:腕なんかに巻くか。

【ぱんてぃ が ぎちぎち しまる】

勇者:いだだだだだ!痛い痛いちょっと待ってパンティ食い込んでる!頭に食い込むとか!パンストじゃねえんだから!
   ちょっとー!!










+     西     遊     記     +
  〜 ま だ 見 ぬ 夢 の 彼 方 へ 〜



勇者改め孫悟空:おい誰だ今、変態糞パンティ仮面って呼んだの!おい!

(だいぶやられているため幻聴が聞こえる孫悟空)

孫悟空:幻聴か・・・仮面じゃなくてカチューシャだと主張するよ。

三蔵法師:お疲れのようですね、孫悟空。癒しの魔法をかけてあげましょう。

【そんごくう の りょうちくび が とれた】

孫悟空:法師も疲れているようで・・・あっ取れた乳首どっかいっちゃった・・・ニップレスで隠そ。

三蔵法師:おなかが減りましたね、そろそろご飯にしましょう。今日も干し豚と河童のお刺身です。

孫悟空:ゆるせ沙悟浄・・・ゆるせ猪八戒・・・こうするしかなかったわけではないが、
    この三流法師が精神崩壊を起こして真空パックの魔法をかけたのだ・・・河童の刺身って意外とウマいな野菜ばっかり食ってたしな。

三蔵法師:私は三流ではありません。一流です。一流にならねば真空パックの魔法は取得できません。

孫悟空:真空パックの魔法ってなんだろう・・・テレビショッピングの請け合いかな?

・・ほわん
・・・・ほわん
・・・・・・ほわ〜ん

男優:オイ!どうした!?息できねえか?オイ!

女優:(真空パックに詰められてる例の衝撃系AVを撮影中)

男優:(小声で)本当に危なくなったら右足の指をキュッと締めるんだぞ・・・

・・・・・・ほわん
・・・・ほわん
・・ほわ〜ん

孫悟空:しまった!ろくでもない回想シーンが出ちゃった!恥ずかしいっ!それとゲスなことをやりつつも男優の気遣いがすてき!

三蔵法師:(顔を覆っている布を取る)

孫悟空:ああっ!あのAVの気遣い男優!!三蔵法師、お前出演してたのか!!

三蔵法師:あれは兄だ。

孫悟空:あ、そう・・・・・・聞いて損したわ・・・・・・損悟空だわ・・・・・・
    なんで意味有り気に顔の布取ったし!

三蔵法師:(顔を布で覆う)

孫悟空:なんなんだよもう!情緒不安定というか、この意味不明な性格のせいで食糧になった沙悟浄が可哀想だよ!
    猪八戒はまあ成り行きで一緒に旅をしたくらいの知り合いだし、可哀想とかそういうのは無いなあ。

三蔵法師:沙悟浄が懐かしくなったのか?ならちょうどいいモノがあるんだ。
     みんなが寝静まった後、お前が沙悟浄の頭の皿をひらすらペロペロ舐めてた動画なんだけど、買わない?

孫悟空:イヤアアアアアッばっちり見られてたし証拠も掴まれてたあああああっ!!

三蔵法師:画が非常に汚い。

孫悟空:イヤアアアアアッおいくら!?

三蔵法師:月額2014円で。

孫悟空:イヤアアアアアッ動画の買取がまず不可能だし西暦に便乗した額を吹っ掛けてくるし!

三蔵法師:天竺に着いたらサンゾ・オン・デマンド始めよう。

孫悟空:商売に躍起になる法師ってクソだな。

【そんごくう の しょじきん が さんぞーおんでまんど に ぜんぶ ぼっしゅう された】

孫悟空:どうにでもなれ。

三蔵法師:さあ天竺を目指しましょう。急がないと追いつけませんよ。天竺は毎年5センチずつ移動しています。

孫悟空:大陸かよ!いや天竺自体が桃源郷というか理想郷というか、よくわからない存在だからむやみにつっこめないんだけども。

三蔵法師:今回のお題はジャン!「俺の考える天竺」。

孫悟空:バラエティ番組かな?

三蔵法師:まずは私が。私の考える天竺とは繊細な女性ですね。

孫悟空:死ね。

三蔵法師:乳首がテンッとしつつもジクジクに熟れた肢体が・・・

孫悟空:下劣なオノマトペ用例を創作するのやめろ!

三蔵法師:孫悟空は天竺とはなんだと思いますか?

孫悟空:うーん・・・僕の考える天竺・・・

・・ほわん
・・・・ほわん
・・・・・・ほわ〜ん

てんじ君:ごくぅーっ!遊びにいこうぜぇーーーっ!

・・・・・・ほわん
・・・・ほわん
・・ほわ〜ん

孫悟空:いや違うな、てんじって誰だ。

・・ほわん
・・・・ほわん
・・・・・・ほわ〜ん

【らすぼす てんじく が あらわれた】

<てんじく>
体力:25000
攻撃力:850
防御力:256
性転換:3回まで

・・・・・・ほわん
・・・・ほわん
・・ほわ〜ん

孫悟空:いや天竺は到着地であってラスボスではないな、性転換すると強くなるのかな・・・?

・・ほわん
・・・・ほわん
・・・・・・ほわ〜ん

女優:(右足の指先をキュッと締める)

男優:オラオラ甘いこと抜かしてんじゃねよまだまだ真空じゃねえよ!

・・・・・・ほわん
・・・・ほわん
・・ほわ〜ん

孫悟空:あのAV男優ゲスだったわ。助けると見せかけて全然助けない最低の男優そして配給会社だわ。
    ってちょっと待って!3回考えてみた中で天竺は1回しか出てこなかったよ!

三蔵法師:では孫悟空の考える天竺は「性転換を駆使するラスボス」ということですね。
     滑 稽。

孫悟空:チクショー、そ、そんなことより早く天竺行くぞ!早く!





天竺:フハハハハよくぞここまで辿り着いた!しかし!貴様らはここで朽ち果てる運命なのだ!(デュンデュンデュン)
   持っている力をすべて出してね。一生懸命がんばるのよ。(ホワッホワッホワッ)
   グハハハハでは参る!!

三蔵法師:合ってた。

【そんごくう は てんじく に 「いいかげんにしろ」 と いった】


 


マグネッツ

前フリ→裏切りの連続がシンプルに面白いですね。
70行制限のなかでここまで色んなボケを詰め込んでくるのもすごいです。
最後の最後で予想あってるのかよってのもいいですね。
満点は本当に大爆笑したネタに、と決めてるので9点にしておきますが、
だいぶ笑わせてもらいました。ありがとうございます。

ジェネラル
ボケの面白さ:4
ツッコミの的確さ:5
構成力:4
独創性:4

総合:4

西遊記の展開に変えないで
最初のままの漫才を通して欲しかったなぁ。
下ネタにするならもっと突き抜けても良かったと思います。

藍殿TT
ボケのバリエーションが豊富だとも言えるんですが、
どちらかと言うと ボケを多方面に広げ過ぎて面白さも散り散りになってしまっているような印象を受けました。
的確なツッコミだったり、キレのある切り返しだったりは素晴らしいので、どうもその一点が引っかかりましたね。
もっと長い尺で出せる場で、ボケの繋がりとかも強くなるような肉付けがなされたら印象も良い方に変わっていくんじゃないかとも思います。
面白いのは確かなんですけどね。(6点)

 

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