ジルテック 非可逆劇場 バトルロワイR SPEED SAPPHIRE
ジルテック オンエア率(パピーゲバ:1/1)
ありがとうございます!
ただただ、ほっとしております!
数々のネット長文サイトを制した実力者が貫禄のトップ通過! ジルテック!
気付いてください |
――――パソコンの前に座るスーツ姿の男 モニタにはWeテク山会議システムが映し出され、 【ジル谷】と【ゲスト】のアイコンが表示されている―――― ジル谷:本日は、当マッチングサービスをご利用いただき、ありがとうございます テク山:……はい ジル谷:この度、追加オプションとなります、リモート相談会ということで、 パソコンの画面を通して、お話させていただくという事ですけども お名前、テク山様でお間違いないでしょうか? テク山:はい。 ジル谷:今、いろんなマッチングアプリや結婚相談所などがありますけれども、 他社様も含め、こういったサービスをご利用されるのは初めてでしょうか? テク山:いえ、何度かこういうサービスに登録したことはあるんですが…… どうしても人見知りなもので。会話も続かず……会っても続かないことが多くて辞めてしまって…… ジル谷:なるほど、そういったところのご相談にも乗れますので、 聞きたいことがあれば何でもおっしゃってください 異性に受けるプロフィールの作り方であったり、出会うまでのやりとり、出会ってからのアドバイスなど スタッフによる手厚いサポートで、利用者様からもお喜びの声をいただいておりますので きっと、テク山様の力になれるかと思います テク山:はい。ありがとうございます…… ジル谷:まず、ご職業ですけども……。えーっと、えー……無職と テク山:はい…… ジル谷:…………ぅ……っ…… テク山:やっぱりダメですか…… ジル谷:あ、いえ!その……。以前、何かをやってらっしゃったとか…… テク山:実は今、気象予報士の資格を取りにいってまして…… ジル谷:あ、いいじゃないですか!すごい難関なんですよね! テク山:はい……。でも、なんか動機が不純っていうか、出会いを求めて……みたいな…… ジル谷:いや、悪くないですよ!行動的じゃないですか! もしかして、あれです?お天気キャスターの女性を狙ってるとかですか? テク山:いえ、実はこの前、友人に相談したんですよ。世間話が苦手で何を話していいかわからないって ジル谷:はあ。 テク山:すると友人はこう言ったんですよ…… 『天気の話』をすればいいんだよって…… ジル谷:…………え??それでッ!? テク山:はい……そのためだけに…… ジル谷:そのためだけにッ!?……(うわぁ……) テク山:引いてます? ジル谷:引いてないです!! テク山:今度、5回目を受けに行きます…… ジル谷:そ、それは…… テク山:世間話がしたいだけなんですッ!! ジル谷:ひぃッ!! テク山:せっかくマッチングした女性と!2時間も無言で過ごしたくないんです! ……もう……ッ!!あんな思いは……ッ!! ジル谷:…………その、天気の勉強を重ねられて、世間話の成果の方は…… テク山:……そうですね…… 私、気象予報士を目指している青年役をやりますんで マッチングアプリで初めて会う女性の役をやってもらえませんか? ジル谷:え??はい…… テク山:あの、どうぞ…… ジル谷:どうぞ? テク山:はい。いつでも、どうぞ…… ジル谷:え!?この小芝居、私きっかけで始まるんですか!? テク山:小芝居って表現、辞めてもらえませんか……ッ!! ジル谷:は、はい!!すみません……!! テク山:どうぞ ジル谷:おっまたせぇーーー♪ テク山:ちがう ジル谷:ええッ!? テク山:あの……。コントに入るみたいなフリだったからって、ふざけてません? ジル谷:ふざけてません!! テク山:……………………。 ジル谷:照れが、私を少しふざけさせました…… テク山:ハァ……。ではテイク2!よーい!ハイ! ジル谷:(すーーー) 初めまして。テク山さんですか?今日は、よろしくお願いします。 あー、なんか、こうやって会うの緊張しますね…… テク山:西高東低の冬型の気圧配置により、乾燥した風が流れ込んで来ます 火の扱いには十分注意しましょう ジル谷:ごめんなさい!一旦、通話、ミュートにします!! (ピッ) ダメだ!!わかってたけど!! いきなり小芝居振ってくる時点で、会話の成り立たない感じの人だと悟ってたけど!! 小芝居を提案しといて、こっちきっかけで始めるようなところに、 『あー、この人、思いやりとか気遣いが欠けてるんだな』って思ったけど!! テク山:ジル谷さん、芝居が小慣れ過ぎてて、なんか嫌な感じでした…… ジル谷:そういうところッ!! テク山:ジル谷さん? ジル谷:(ピッ) はいはいー テク山:……ね? ジル谷:いや、ね?じゃないです。自信満々に、出来てないこと主張されても困ります! テク山:実演するのが、一番伝わるかと思いまして…… ジル谷:まさに狙い通りに伝わりましたけど…… もしかしたら、ご自分でお気づきになられていないダメなところも浮き彫りになった気もしますけども テク山:……どういうことですか?? ジル谷:ごめんなさい、気にしないでください! テク山:はあ……。このまま一生、独り身なんでしょうね…… こういうマッチングサービスに登録するのも、無駄なのかも…… ジル谷:いえ!大丈夫です!絶対、大丈夫です!! テク山:何を根拠にッ!!何をッ!!根拠にぃ……ッ!!(ギギィ!) ジル谷:ごめんなさい!ミュートします! (ピッ) 怖いッ!!感情の起伏が!! めっちゃ歯を食いしばる音が、モニター越しに聞こえてきた!! 自分でも、無責任に返事した自覚はあったけど!! テク山:……ジル谷さん? ジル谷:(ピッ) はいー テク山:私は、どうしたらいいんですか? ジル谷:そ、そうですねぇ……。そのぉ……気象予報士を目指される前にお勤めはされてましたでしょうか? テク山:お勤めは……されてた? え??もしかして、ずっと無職みたいに思われてます?? ジル谷:(ピッ) 言葉尻ッ!!いちいち言葉尻を拾ってくるところッ!! ずっと無職だったんじゃないかと思ったのは、否定できないけど!! テク山:まあ、前職はファッションデザイナーをやってましたけど……。 ジル谷:ファッションデザイナーッ!?……あ。 (ピッ) ファッションデザイナーをやられていたんですか!? テク山:お恥ずかしながら…… ジル谷:すごいじゃないですかぁ…………ってもしかして!! テク山:世間話はまず『ファッションの話題』からだって、先ほどの友人に…… ジル谷:やっぱりッ!! テク山:でも何故か、ファッションの話題で話しかけても、みんな口ごもるんですよ…… ジル谷:テク山さん、今ってご自身でデザインされた服を着ていらっしゃいますか? テク山:はい、それが何か? ジル谷:あのぉ……。なんか嫌な予感がするんですけどぉー。 今、リモートの打ち合わせで、カメラオフにしてるじゃないですか…… オンにしてもらってもいいですか? テク山:え?……はい(ポチ) どうです?映ってます? ジル谷:やっっぱり奇抜系のファッションデザイナーだっ!! テク山:え!? ジル谷:ごめんなさい!!ミュートします!! (ピッ) なんだよ!!あのドデカいハットは!!巨大なサングラスは!! 肩のあたり、よくわからないウネウネとしたものが動いてないか!? ファッションにこだわり強すぎて、うかつにファッションに関すること この人の前で口走れない感じの圧を感じる!! テク山:あのぉジル谷さん、どうされました? ジル谷:わあ、寄るな寄るな!画面に、どアップで映り込まないで! テク山:?? ジル谷:(ピッ) すいません!一旦、カメラ、オフにしましょう! テク山:はあ。(ポチ) ジル谷:……はぁ……人生って、皮肉ですね……。 テク山:どういうことです?? ジル谷:な、なんでもないです!! そのぉ……元ファッションデザイナーっていうことですので、 おそらくこういうサービスで、女性と会うところまでは結構行けてるんじゃないですか? テク山:はい。でも、2回目がないんです。 ジル谷:でしょうね! テク山:だいぶドン引きしてらっしゃいませんか? ジル谷:し、してないですッ!! テク山:私、占いが趣味で、なんとなくそういうのわかるんですよ…… ジル谷:なんか、ヤダ!!包容力とか気遣いに欠ける感じの人に内心を見透かされるの!! ……で、その占いが趣味っていうのも テク山:はい。友人の勧めです…… ジル谷:もう!!なんか、その友人が黒幕な気がする!! テク山:やめてください!!たった一人の友人なんです!!悪く言わないでください!! ジル谷:それは、申し訳ないです…… まあでも、今までのに比べると、占いは悪くないんじゃないですか? 気象予報士とか、ファッションデザイナーとか努力の方向を間違えてる感じがありましたけど テク山:ん??どういうことです?? ジル谷:なんでピンと来ないんだよぉ…… テク山:あなた……ドン引きしてますね! ジル谷:占い出来なくても当たりますよ!……ていうか、ドン引きしてることしか指摘しないし! まあ、でも占いは会話のきっかけにはいいと思いますよ! 多分、ご友人は、朝の星占いでも見てトークのきっかけにすればいいと思ってただけでしょうけど 実際にご自身で占いが出来るっていうのも、 コミュニケーションとしては、なかなか良いんじゃないですか? テク山:……ドン引きしてます? ジル谷:してないです!!……ドン引きしてるかどうかも当てられないじゃないですか!! えーっと、そうですね……試しにどんな感じで占いされるのか、見せてもらうことって出来ます? テク山:いえ、ちょっと道具が必要で……すぐには…… ジル谷:あっ、そうですよね。申し訳ありません、無理を言ってしまって…… テク山:乾燥した亀の甲羅を火で炙って、割れ目で占いますんで…… ジル谷:教科書に出てきた古代中国とかにあったヤツ!! 国の吉凶とか、都をどこに移すとか、そういうのに使うヤツ!! テク山:絶滅危惧種のアオウミガメの甲羅が必要でして、ちょっと闇ルートでしか手に入らないんですよ…… ジル谷:うわぁ…… テク山:あなた……ドン引きしてますね! ジル谷:してますよ!!うわぁ……て、思わず心の声を言葉にしましたよ!! テク山:やっぱり私は、生涯独り身なんでしょうね…… ジル谷:………… テク山:まあ、幸い私には幼なじみの友人がいます……。 彼女がいつまでも、私と交友関係を続けてくれれば……さみしくはない人生かもしれません…… ジル谷:え?彼女?……友人って女性の方? テク山:はい。私が気象予報士になると言ったら、『だったら私もお天気キャスターになる』と言って ローカル局ですが、今では朝のテレビ番組に出演してますよ ジル谷:えっ!? テク山:そう、ファッションデザイナーだった頃は、抜群のプロポーションを生かして ファッションモデルとして、ずっと私を支えてくれました…… こんな性格ですから、スタッフも離れていって、でも最後まで支えてくれました…… ジル谷:いやいや…… テク山:そういえば、初めて相性占いを彼女にしてあげたとき、割れた甲羅を見た途端、顔を耳まで真っ赤にして、 慌てて割れた甲羅をどこかに隠してしまったんですよ……。 私が見ようとすると、『バカ!絶対に見んな!絶対に見んなーッ!』って目を潤ませて 一体、どんな占いが出たのやら…… ジル谷:ちょっとミュートにしますねぇ…… テク山:はい ジル谷:(ピッ) 気づいてやれよッ!!バカやろーーーーッ!! テク山:やっぱり、サービス……退会しようかなぁ…… ジル谷:ぜひ、そうしてください……っ!! おしまい |
469KB/545KB |
非可逆劇場 オンエア率(ドロップ:1/1)
ありがとうございます
長文決戦シリーズ5連覇の絶対王者が今回も猛威を振るう! 非可逆劇場!
漫才/ピエロ |
平岡:生きてたら嫌なことってあるよね。 岡井:わかる。 平岡:私もさ、この前街歩いてたら、突然茶色の雨が降ってきて世界の終わりかと思ったわ。 岡井:それは嫌だな。世界の終わりじゃなかったとしても、四国くらいなら終わったかもしれんな。 平岡:四国御愁傷様かよ。 どうも非可逆劇場です。よろしくお願いいたします。 あんたも何か嫌なこととかなかったか。 岡井:仕事終わりにゲロ吐くピエロ見た。 平岡:それ嫌だな。 岡井:公園を歩いてたら、ピエロが大道芸をしてたんよ。 平岡:たまにそういうの見かけるな。 岡井:空中で回すコマとか、口の奥に剣を入れるやつとか。あと最後に玉乗りしてた。 で終わったあとに、そのピエロを見たら具合が悪そうだったんだよね。 平岡:あらら。具合が悪いピエロって見てらんねえな。 岡井:よく見たら顔面が蒼白になって、体調が悪そうだった。 平岡:ピエロって元々顔が白いのに、それでも蒼白になってるのが確認できるのかよ。 体調不良のその先かよ。 岡井:大丈夫ですか? って聞いたら大丈夫じゃないですって言ってた。 平岡:大丈夫じゃないですって言ってるなら大丈夫じゃねえな。 岡井:よくよく聞いてみたら、どうやら最後の玉乗りで乗り物酔いしちゃったみたいなのね。 平岡:ピエロむいてねえのかよ。 岡井:吐きそう吐きそうって言うんだけど、周りに丁度良い桶がないのよ。 平岡:むしろ周りに丁度良い桶がある状況ってどんなだよ。 岡井:しょうがないから、空中で回るコマの側面の凹んでるところに吐いてもらった。 平岡:たしかにあそこ凹んでるもんな。さすがの発想力だな。天才かよ。 岡井:そんでピエロが吐いたんだけど、ゲロと一緒に剣が八本出てきた。 平岡:なんてこった。 岡井:よくよく聞いたら剣を口の奥に入れるやつで、失敗して奥に入れすぎて取れなくなってたらしい。 平岡:ピエロむいてねえのかよ。 岡井:そしたらまだ気持ち悪いけど、ちょっとは楽になったって。 平岡:よかったよかった。でもまだなんだ。 岡井:なんか、最初の剣が奥に入って取れなくなったあの日から体調が悪かったらしい。 平岡:玉乗りの乗り物酔い関係ねえのかよ。剣のせいなのかよ。 そんで剣が取れなくなって気持ち悪くなったあの日から、さらに七本も入れてるとかバカのかよ。 岡井:まだ二本出てきてないらしい。 平岡:それも吐こ。 岡井:でもその二本が中々出てこないから、テキーラを六升飲ませたんよね。 平岡:テキーラを升で表してるの初めて見たわ。 岡井:ただ、酒が強くて吐くどころか、酔ってすらなかったわ。 平岡:メタリック肝臓かよ。 岡井:次に指を口の奥に入れるのを試してみた。 平岡:たしかに。あれはオエッてなるもんな。 岡井:結果、全然オエッてならなかった。 そもそも剣を入れても大丈夫だから指とか論外だった。 平岡:灯台もと暗しってんじゃねえよ。 岡井:ピエロ曰く空気と一緒だって。 平岡:ピエロのポテンシャルを舐めたらあかんな。 岡井:なんとか吐かせないとと思って、今度は取り調べ室に連れてって、「早く吐け! 吐いて楽になっちまえよ!」って怒鳴り散らかした。 平岡:結局取り調べ室が一番吐くもんな。 日本で一番吐かれてるのは取り調べ室か駅のホームだもんな。 岡井:「早く吐け! 犯人は誰なんだ!」って言ったら、ピエロが「刺激を求めすぎる人類が犯人」って言った。 平岡:この世の真理かよ。 岡井:でも結局剣は吐いてくれなかったから、今度はスカイダイビングをさせてその圧で吐かせようとしたんだ。 平岡:結局スカイダイビングが一番吐くもんな。知らんけど。 岡井:そしたら上空に行く途中のヘリで乗り物酔いして吐いて、そんとき剣も2本出たわ。 平岡:玉乗りで乗り物酔いするピエロのポテンシャルを舐めたらだめだったね。 岡井:剣はヘリの中で収まったんだけど、茶色い胃液がヘリの外にぶち巻かれてしまった。 平岡:この前街歩いてて降ってきた茶色い雨は、ピエロのゲロなのかよ。 岡井:でも結局それで悩みは解決したからよかった。ピエロとも仲良くなって今となってはSMSでやり取りしてるし。 平岡:LINEしろよ。 岡井:ピエロの友達が出る超有名アーティストグループの音楽ライブのチケットも貰ったんだ。 平岡:超有名アーティストグループにピエロなんかいたっけよ。何ていうグループなの? 岡井:SEKAI NO OWARI。 平岡:ピエロいたわ。後ろにいたわ。 岡井:そんな感じでーす。 平岡:でそのピエロはもう大道芸はやってないの? 岡井:いや、まだやってるし、剣も喉に入れてる。 平岡:喉元過ぎれば刃物を忘れるのかよ。 岡井:しかも剣だけじゃ客が驚いてくれなくなったから、今となっては斧を喉に入れてる練習してるんだって。 平岡:マジかよ。それは刺激を求めすぎる人類がいけないんだな。この世の真理かよ。 もういい加減にしろ。 |
453KB/545KB |
バトルロワイR オンエア率(藍殿TT:1/1)
一週間サイクルバトル、ジャンバト+、長文オンエアバトルリーグ、ごちゃまぜオンエアバトルごちょーん、
短文オンエアバトル、長文オンエアバトル劇場、OAB長文決戦 ここの所みんな第1回に出てやったぜ!
ストックしているネタを出しているだけだろ! バトルロワイR!
漫才/マイホームプランニング |
R:はいどーも! バトルロワイRです。よろしくお願いします。 Я:いきなりですが私、郊外に一軒家を建てることになりまして。 R:うわぁ、すごいな!マイホーム持ちには頭が上がらねえよ。 Я:だから、二階建てにしたりとかね。庭には広々とした家庭菜園なんか設けてね。 そして外観や間取りとか、色々こだわりたいなぁなんて思ってるわけですよ。 R:まぁ一生に一度の機会と言っても過言の滝じゃないもんな。 Я:やっぱりマイホームですから、落ち着ける場所にしたいんですよね。 だから絶対に譲れないってポイントが1つあります。 R:ほぅ、絶対に譲れないポイント。 Я:家の中にお化けが入ってこられないことです。 R:……えっ、そこ!? Я:だって嫌じゃないですか。家にお化けが入ってこられたら落ち着けませんよ。 R:そうだろうけども! でもそれって手の打ちようが無いだろ。 あの お化け様だぞ。 Я:そんなことないですよ。ちゃんと私調べましたから。 まず家の中にお化けはどこから入ってくるかご存知ですか? R:いや、まず何処かから入ってくるとかそういう感じなのか? Я:答えは壁です。壁をすり抜けて入って来ます。 R:あぁ、確かにそんなイメージある。ずりぃよな。 Я:もうホントなんなんでしょうね!これはどんな素材の壁だろうとすり抜けてきますよ! コンクリートだろうと土壁だろうとワラだろうと木材だろうとレンガだろうと! でもね、特別な加工を施した素材の壁ならお化けを通さないんです。 R:ほぅ、そんな夢のような素材が! Я:だからウチで使うこだわりの材料はですね、『立派な神社の御神木』です! R:立派な神社の御神木…? Я:これ凄いんですよ。霊力を宿しているので入ろうとしたお化けを消滅させられます! R:いや、御神木を伐採して加工するなよ。 たしかにお化けを消滅させられるかもしれないけど、なんて罰当たりな使い道! Я:家を建てるだけの必要量を確保するには、まぁ相当数の神社に御免するでしょうね。 R:おい、絶対に天罰下るぞ。 林業した途端、臨終だわ。やってられるか! Я:これで侵入経路の8割を塞げたわけですが、次に塞ぐのは換気扇です。 R:お化けというより虫ケラみたいな侵入経路だな。 Я:そう、換気扇を回した状態なら虫ケラは防げるかもしれません。 しかし、プラスチックの羽根じゃお化けはすり抜けてしまいます。 R:う〜む、かといって、換気扇に貴重な御神木を使うのはもったいないしな。 Я:だからウチで使うこだわりの材料はですね、お化けを斬る刀にも使われている『冥鉄』です! R:冥鉄…? Я:羽根の部分に冥鉄を使うことで、換気のついでにお化け殺しができるんですよ! R:いや冥鉄ってなんだよ。お化けを斬る刀なんてものがまず無いだろうし、 あったとして絶対 御神木よりもったいないだろ。 Я:それから水道も対策が必要ですね。水に紛れて入ってくるかもしれませんから。 R:蛇口捻ったらお化けが出てくるのは怖いなぁ。 Я:そんな時は特殊なフィルターをセットします。このフィルターは水にお清めの塩を混ぜることができるんで、 お化けといえどもお清めの塩をかければ撃退できるんです。 R:水道から塩水しか出なくなるのは良いのか!? Я:続いては窓です。窓ガラスなんですけど、 やっぱ日光は入れたいけどお化けは入れたくないってことありますよね。 R:それはあるな。採光は最高に大事だ。 Я:日光を取り入れたいなら窓は南向きに、逆にお化けを取り入れたいなら窓は北向きに、 なんてよく言いますけどもね。 R:そんな北枕みたいな言い伝え無いと思うが。 Я:そんな時にオススメなのが防弾ガラスと防音ガラスの二重サッシ! 実はこれやっちゃうとお化けはすり抜けられなくて、中に入れないんです。 R:壁はすり抜けられるのに何で?って思うけどYKKapは凄いからだろうな。 Я:でもお化けってヒュードロドロ的な変な音を出すじゃないですか。 あの音で特定の波長を超えてくると振動で窓が割られちゃうんですよね。 R:お化けも負けてないな。人類とお化けの戦争は続く・・・ Я:なので窓にいっぱいお札貼っちゃいましょう。するとお化けは近寄らなくなります。 R:人も近寄らなくなる! まぁ結局、お札が対策として一番使われてるもんな。 Я:それでも心配ならサッシは冥鉄製にします。 R:もったいないなぁ。冥鉄はもったいないんだよ。 Я:これで一分の隙も無い。ところが、どんなに侵入経路を潰したって、 そもそも建てる前からその土地にお化けがいたら意味ないですよね。 R:あぁ、始めから居たお化けの周りを造営物で囲んじゃうことになるもんな。 Я:そんな時は、建てる前にお清めの塩を土地へ大量に撒いて隅々まで浄化しましょう! R:おい、家庭菜園するんじゃないのか。塩で土が死んで雑草一本生えなくなるぞ。 Я:あぁ、それは困る。じゃあ、妥協して塩味のメントスを何個か埋めておく程度にします。 R:固形なら大丈夫とかじゃないから。そんなフレーバーのメントスがあったら多分 削って肉にかけるやつだろ。 Я:これで安心のお家ができますね。 R:お祓いした後、結界でも張って貰え!もうこれ結構! |
405KB/545KB |
SPEED SAPPHIRE オンエア率(IAIGIRI:1/1)
有難う御座いました。
雰囲気入替装置というコンビ名から改名されたそうです! 改名後すぐの好発進! SPEED SAPPHIRE!
漫才/挨拶 |
B:最近健康の為に、空き時間の夜に散歩する事したんですよ。 A:ほう、いい習慣ですね。 B:いつも同じ散歩コースがあるんですけど、昨日たまには気分を変えようと思い別の道を歩いてみたら、 学校がありましてね、学校周りの道に沿って野球部がランニングしてたんですよ。 A:大会が近いのかな?夜にも活動してて、精が出ますね。 B:私も部員も同じ方向に進んでるんですけど、部員の方は走ってくるから追い越されるんですよ。 でも、「ばわっ」って真向いの路側帯を歩いてる私にも、大きな声で挨拶してくれるんですよね。 A:気になったのですが、「ばわっ」っていう挨拶があるんですか? B:「ばわっ」っていうのは、野球用語に「こんにちは」で「ちわっ」っていうのがあるんですよ。で、夜だから「ばわっ」と略してるんですよ。 A:なるほど、そういう意味ですか。それは失礼致しました。 B:で、私も挨拶されたから挨拶し返したんですよ。「ばわっ」って。 A:あら、貴方も礼儀正しいんですね。 B:挨拶されていい気分のまま、学校の傍の道をずっと歩いていったら、 また次々と部員の方がやってきて、「ばわっ」って次々と挨拶してくれるんですよ。しない人が全くいないぐらいに。 A:へえ、一人だけでなく皆してくれるんだ。スポーツマンシップ持ってる方は素敵な人ばかりですね。 B:で、私も挨拶されるたびに挨拶をし返すから、段々と疲れて持参していたポカリを飲んだんですよ。 するとその時も挨拶されて、急いで口の中に入ってるポカリを飲み干し挨拶を返した途端、 「あれ?これいつまで続くんだろう?」と、思うようになってきたんですよ。 A:なんか貴方の心境の変化が、危ない方向へ少しずつ変わり始めていきましたね。 B:後ろの様子が気になって振り向いてみたら、曲がり角から新たなる乱入者がゾロゾロと道へと現れてきたんですよ。 A:善意で挨拶してるのに、そんな敵みたいな言い方しないでくださいよ。 B:その上、部員以外の歩行者が私一人しかいないもので、集中砲火を受ける羽目になりましてね。 A:その道を歩いてるのが貴方一人なのはたまたま起きた事ですから、砲火もクソもないでしょう。 B:こんなに人がゾロゾロ出てくるって事は、他の部活の人がチラホラ混じっていると、 そういう可能性があるんじゃないかと思うんですよ。 A:確かにそういう可能性がないとは言い切れませんが、 野球チームは最低でも9人、練習生もいますから、野球部だけでも結構な数になると思いますが。 B:しかも他の部活の誰かがこの連続挨拶騒動の黒幕ではないかと、そういう線も考えているんですよ。 A:大勢いる野球部の中に異彩を放ってるだけで、騒動の黒幕呼ばわりされるとはその部の人が可哀想ですね。 それに貴方の考えに合わすとして、上級生が下級生に命令する事はあっても、別の部活の人がそのようなくだらない命令をする事は無いと思うのですが。 B:一体誰が黒幕なんだと考えたら、そうだ!先生が一番怪しいとピンと来たんですよ。 A:確かに立場上、先生が指導の一環として生徒に挨拶させたのかも知れませんが、悪意があってさせた訳じゃないでしょうに。 そんなトラウマになるぐらい、挨拶をされ続けたんですか? B:そうですね、不規則に部員に追い越されるたび私に挨拶をするので、 新感覚のリズムゲームを永遠とやってるような感覚に陥るぐらい、気が遠くなりましたね。 A:音楽も流れてないのに、どこがリズムゲームなんですか。 B:走りながら「1、2、1、2」とリズム取ってるから、私の中ではリズムゲームと化してるんですよ。 A:ほう、掛け声を音楽と捉えますか。これはまた斬新な。 B:で、一人だけでなく、二人に挨拶される事もあるんですよ。 A:まあ、複数で走る事もあるでしょう。その事が何か問題でもあるんですか? B:二人一緒に挨拶してくれるなら、こっちは一回で二人分の挨拶をした事になるのに、 二人がバラバラに挨拶すると、非常に面倒くさいんですよ。「ばわっ」『ばわっ』「ばわっ」『……ばわっ』って感じで。 A:どうしてそういう所は無駄に繊細なんですか。まるで、自分の首を絞めに行ってる。 B:私思ったんですけど、部員が皆バラバラで自分のペースで走ってくるから、こっちの挨拶する回数が増えるんですよ。 だけど部員が全員まとまって列に並んで走ってくれれば、こっちはたった1回挨拶するだけで済むんですよ。 A:もう発想が王様みたいになってきてるな。まず、挨拶してくれてる事に感謝しないと駄目でしょ。 B:私思ったんですけど、二人で一緒に歩いてるんですから、こうお喋りでもしながら走って私から目線を外せばいいと思うんですよ。 A:いやいや!一所懸命に頑張ってる部員に、悪魔の囁きみたいな提案しないてくださいよ。 B:例え先生が許さなくても、私が許します! A:何部外者が勝手に許してるんですか。被害妄想で先生にわだかまり感じすぎでしょ。 B:だけど現実はそう私の理想通りに動いてくれず、 挨拶されては挨拶をし返し、挨拶されては挨拶をし返し、 まるでわんこそばを食べているような感覚に陥る程の、単純作業をこなしていきました。 A:人の善意を食べ物に例える人初めて見た。 B:あんだけ挨拶を返してるんだから、喉がそろそろカラカラになって、 給水所が見えてもいいんじゃないかと思いました。 A:給水所欲しいのは走ってる部員の方のほうでしょ。しかも、貴方ポカリ持っているから不必要ですよね? B:そういえば後ですね、「こんばんは!」と略さずに挨拶をしてくれた部員の方もいたんですよ。 A:へえ、丁寧な子もいるんですね。走りながらだと、言いにくいのに凄いですね。 B:ちょっとここに来てフルで言われるのは、こっちもフルで挨拶し返さないといけないから、あの時の私にとってはクリティカルヒットですね。 まるでさっき述べたわんこそばに、天ぷらが入ったような感覚ですよ。 A:どんだけその行為が重いんですか。言葉数が少し増えただけですよ! B:そんな危機状態の中、後ろから「ばわっ」「ばわっ」と部員達の声がするんですよ。 後ろを振り返ってみると、なんとバックに長ネギが入らないおじさんが歩いてきてるじゃないですか……。 これは救世主だと当時の私は思いましたね。 A:救世主だと思ってるなら、そんな詳細な情報を言うのやめてあげましょうよ。 というより、これで何か状況が変わるんですか。 B:おじさんに挨拶してる部員がいることに注目した私は、「おじさんに挨拶した部員は、私にはしないだろう」と考え高を括ってたら、 まるで私の考えを帳消しにするかのように、その部員が私にも挨拶してきたんですよね……。 A:当たり前でしょ。何、分割方式で考えてるの?そういう子は、人に出会うたび挨拶してくれますから。 B:逆にごくたまに挨拶をしない子がいたんですけど、いや〜、その時はオアシスでしたね。 A:……どんだけ挨拶される事に心が折れてたんですか。 B:そんな感じで色々と苦戦を強いれながらも、なんとか学校周りの道から抜け出し広い大通りへ抜け出したんですよ。 A:色々と実感が湧かないですが、良かったですね。 B:もう一生分の挨拶をしたような感じですね。 A:えっ!貴方の残りの寿命、セミ並なの? B:こんな感じで、夜の散歩は危険だなと思いました。 A:まあ、感想は人それぞれですからね。ただ、危険の感じ方が他の人とは全然違うと釘を刺しておきますが。 B:そうそう。貴方は私の「挨拶行脚」という頑張りに銘じて、労いの言葉でも一つかけて欲しいなと思いまして、今回の話題に上げたんですよ。 A:いやいや。行脚とか言っていますが、むしろ部員さんの方から来ましたよね? B:こんなに挨拶したの私以外に誰がいるんだろう。もうさギネス世界記録貰ったんじゃない? A:そんなギネス無いし、いつも子供達に挨拶してくれる緑のおばさん・おじさんがいるわ!と言う事で、いい加減にしろ。 |
377KB/545KB |
残念ながらオンエアを逃した方々
青西瓜 オンエア率(青西瓜:0/1) |
残尿感です……。 |
ドラゴンザウルス オンエア率(大瞬:0/1) |
大瞬「頭の中ではABCお笑いグランプリで優勝した作品だったんですが・・。」 疾風ロシナンテ「現実って厳しいですね。」 |
赤福 オンエア率(赤井:0/1) |
初挑戦で初オンエアならずかー。でも本家オンバトでもあの有名な芸人は初挑戦はオフエアだったのでその人になれるよう頑張るぞ! ちなみにそのコンビは相方が不倫をしてました。 |
惜しくも涙をのんだ皆さん、ネバーギブアップ! またの挑戦をお待ちしています。
OAB長文決戦 第1回結果発表は以上となります。
このサイトを盛り上げていけるのは、ネタを作っている皆さん、そのネタを投稿してくれる皆さん、
そのネタを読んでくれる皆さん、審査をしてくれる皆さん、お笑いが好きな皆さん、創作が趣味の皆さん、
大喜利をやっている皆さん、モノマネが好きな皆さん、ギャガーの皆さん、漫才・コントが好きな皆さん、
そして、このサイトをご覧になっているあなたたちです!
順位 | ユニット名 | 点数 | 勝敗 | オンエア率 |
1 | ジルテック | 469KB | WIN | パピーゲバ:1/1 |
2 | 非可逆劇場 | 453KB | WIN | ドロップ:1/1 |
3 | バトルロワイR | 405KB | WIN | 藍殿TT:1/1 |
4 | SPEED SAPPHIRE | 377KB | WIN | IAIGIRI:1/1 |
5 | 青西瓜 | 333KB | LOSE | 青西瓜:0/1 |
6 | ドラゴンザウルス | 309KB | LOSE | 大瞬:0/1 |
7 | 赤福 | 273KB | LOSE | 赤井:0/1 |